僕の頭を
撫で撫でする飼い主は
普通に考えると
優しい人間のようにも
思えたのですが
人間なんて
嫌いだと
思い込んでいたのかも知れません。


時間は
ゆっくりと
過ぎていきましたが
僕の歳は
何時しか
10歳を超えていました。

人間にとっての
人生に対して
犬にとっての犬生は
6分の1ほど短く
いくらゆっくり時間が過ぎても
僕は
老いてしまいました。

若いときは
飼い主を
引っ張って
散歩したけど
よる歳なみにはかてず
あまり引っ張れなくなりました。

でも
散歩の時だけは
空元気を出して
頑張っていました。

帰ってくると
へとへとになって
水を
しっかり飲んでいて
それを
飼い主に見られたので
何だか恥ずかしく思いました。

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# by spring-window | 2017-12-13 18:21 | ブログ小説 | Comments(0)
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-私の2017-今年を振り返ろう

いつものように
今年も
やっと終わりが来たと
思いました。

一年はながく
険しく
とげとげしい
時間はゆっくりと過ぎていきます。

冬の寒い日々
春のアレルギーに満ちた日々
夏の息をするのも暑い日々
秋のもの淋しい何とも言えない日々
それから
寒々とする冬が来て
やっと一年が過ぎました。

今年が最期と
いつもそんな覚悟で
生きています。

やっと一年が
私の
今年の感想です。

残された時間は
決められていますから
ゆっくりすぎた方が
断然得だと思います。

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# by spring-window | 2017-12-12 21:39 | 日記 | Comments(0)

僕は
世の中に必要ないし
愛されていないと
思っていました。

もちろん
飼い主からもです。

飼い主が
僕にしていることは
形式的だと
思っていました。

朝になったら
散歩をして
食べ物を与え
時々頭を撫でて
夕方になったら
また同じことをして
僕たち犬を手なずけしているとしか
思えませんでした。

僕の飼い主は
前にも言ったように
老人です。

見た目は
70歳くらいで
小学生の子供と
ファミレスに行ったら
おじいさんと間違えられる始末です。

そんな老けた飼い主を
散歩させなければならない
僕の努力を
いかばかりか
考えて下さい。

飼い主は
時々僕のところに来て
僕に話をするんだ。

くだくだと
話をして
僕の頭の毛を
触りながら
「この
ジョリジョリ
ふさふさの毛が
良いよね、

触っても
気持ちが良い」などと言って
僕の頭を
触ったり
撫でたりして
楽しんでいました。

なにぶん僕は
飼い犬なんで
イヤとは言えず
丸丸になって
甘んじていました。


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# by spring-window | 2017-12-12 21:23 | ブログ小説 | Comments(0)

飼い主の家には
少しだけの庭があって
そこには
良い香りの
ラベンダーが
植わっていました。

飼い主が
育てていたみたいです。

私は
首輪をさせられていて
そのラベンダーまで
いけませんでした。

いつの日にか
ラベンダーの上で
寝てみたいと
思っていました。

また同じように
そばに
水路もありました

ラベンダーには
近づけませんでしたが
水路には
近づけたので
川面にひかる
小魚を見たとき
思わず
飛び込んでしまいました。

そしたら
意外に
深くて
泳げなくて
足をバタバタしていたら
飼い主に助けられました。

その時は
死ぬかと思いました。

でもその時に
死んでいたら
こんな話は
しなかったかも知れません。

僕は
散歩以外の時は
夏なら涼しい土の上で
冬なら陽が当たるところで
丸丸になって
寝ているのが
普通です。

飼い主が
帰ってきても
しっぽを振って
出迎えたりしません。

「どうせ
どうせ
僕なんか」という
考えです。


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# by spring-window | 2017-12-11 18:05 | ブログ小説 | Comments(0)

猫に
文字通り
そんな目にあっても
僕は
猫が好きでした。

もちろん
犬よりもです。

人間は
論外です。

僕は
人間は
嫌いです。

飼い主は
人間ですから
嫌いです。

しっぽなど振りません。

散歩をするときだけ
引っ張って
飼い主を連れて行きます。

そうでないと
帰ってくるところが
わからなくなるからです。

少し辛そうに
ついてくる
飼い主には
今となっては
可哀想に思えました。

子供の時に
ながく
動物病院で過ごした関係か
犬なのに
方向音痴なんです。

餌も
もちろん
くれますが
絶対に全部食べません。

いつも
少し残して
時々来る
猫にあげるのです。

でも犬ですから
野生の心は少しだけ残っていて
猫のためにとっておいた
餌を横取りにした
鳩を
私は
成敗したこともあります。


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# by spring-window | 2017-12-10 18:19 | ブログ小説 | Comments(0)

ロフト大好きの私がロフトで書いております


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